日進市スポーツ協会は2023年で創立70年を迎えました。
 昭和28年(1953)に、軟式野球連盟・卓球連盟とママさんバレーボール連盟・軟式テニス連盟の4団体により「日進村体育協会」として結成されて以来、昭和33年の町制度の施行「日進町体育協会」、平成6年の市制度の施行「日進市体育協会」と、半世紀以上にわたるスポーツの普及、振興さらには市民の健全な心身の発達と体力技術の向上を目指して活動を続けて参りました。令和2年4月より「日進市スポーツ協会」に名称変更し、現在では15の競技団体と少年少女の育成を目指した9団体により、総勢3,000人強で組織する大きな団体として日進市市政と共に成長し続けております。

 そして「にっしんスポーツ大会」を始めとする数多くの大会や、スポーツ協会まつり「アウトドア・インドアスポーツ体験会」として広く市民の皆さんのスポーツをする機会創出を提供しています。また、市教育委員会主催の「にこにこウオーク&スポーツ祭り」や県主催「愛知駅伝」(愛知万博メモリアル愛知県市町村対抗駅伝競走大会)にも協力させていただいております。 そしてスポーツを習いたい人と、教えてもよい人との橋渡しとなる、「スポーツリーダーバンク」の立ち上げを目指すなど、市民スポーツの環境充実を図るものであります。

 21世紀に入りますます少子・高齢化の時代と言われておりますが、スポーツの多様化に対して市が提唱している「一市民 一スポーツ」の実践を計り心身のリフレッシュや人と人とのつながりを広げられるように、スポーツを通じて街つくりや人つくりを積極的に関わって行きたいと思っております。

 スポーツ施設については昭和62年「日進市総合運動公園」、平成8年に「日進市スポーツセンター」が完成、平成18年4月に「上納池スポーツ公園」のオープンと、本会及び市民のスポーツ環境の充実にも、行政の理解、協力のもと発展してきています。

 時代は刻々と変わりますが、過去に学び、現在に生かし、そして未来につなぐ事が出来る様に、先輩方の築かれた輝かしい足跡をもとに、日進市のスポーツの総括団体としての役割を担っていかなければならないと考えております。
 これからの社会の変化、少子化、教育制度の変革、スポーツ文化の位置づけから、少年少女育成の必要性は、ますます重要になる事と思われます。
 指導者の確保という面で、学校・企業スポーツ型の体制から一貫した指導体制による、総合型地域スポーツクラブ、「にっしんスポーツクラブ」も平成24年に発足し本会も事業への提案・企画に係っております。又、これによって、スポーツの良さを地域全体で盛り上げる事も本会の重要な施策としなければならないとも感じております。


 『日進市民のため』が本会の基本です、今以上にスポーツを通じ地域の連帯感を作り上げ、子供から高齢者まで、伸び伸び出来る明るい町作りが、しいては健康な体と健全な精神を育成する原点ではないかと思いつつ、今後の本会の大きな課題ではないかと思います。より深く市民と協調した環境つくりを目指します。